2015年12月29日火曜日

モロッコ旅行5~シェフシャウエンーフェズ編~

1泊では少ないかなーと思っていたシェフシャウエンですが、半日かなり歩き込んだらだいたいのところは行き尽くしてしまったので、予定よりちょっと早めのバスに乗ることにしました。




当日チケットの変更をしようとバスターミナルに行ったら、10:30のものは既に売り切れでした。おじさんが画面を見せてくれましたが、確かに全席赤かったです。
因みに(おそらく民営の)Nejme Chamalというバスだと、シェフシャウエンからタンジェの直行バスがある模様です。タンジェで確認してないので逆はわかりませんが、シェフシャウエンから行くからには空では帰ってこないでしょう。

あと3時間近くもバスターミナルで時間をつぶすことはできないので、タクシーで旧市街へ戻ります。10DH。とりあえず昨日のお店でアボカドジュースを。このアボカドジュース(と言うかミルクシェーキ)はアボカドと言われなきゃ何かわかんないくらいアボカド臭さがなく、甘くて飲みやすいです。たぶん栄養価も高いので、旅行中にはありがたい存在です。


さてあと1時間半どうしようか。昨日の半日くらいで旧市街はほとんど回ってしまったいましたが、仕方ないのでまた回ります。

腹ごしらえをしておこうと、前日ちょっとだけ気になったBab Al Ein近くのレストランは軽くだましてくるから要注意です。頼んでない皿を出してきて請求してくるし、断るとディスカウント提示してくる。あっさり断れるけど、気分はよくない。あと、前払い的なこと要求してくるから、これと併せて要注意です。

シェフシャウエンは午前と午後、街中にいましたが、午前中の方が客引きがひどい気がします。午前中の方が元気なのか、それとも僕がバックパックを背負ったまま旧市街に行ってしまったからなのかはわかりませんが。

シェフシャウエンのバスターミナルのCTMの券売所には13時発と書いてありますが、チケットには13時15分発とあります。どっちが正しい?



因みに、地図の上では北からタンジェ→ティトゥアン→シェフシャウエン→フェズの順です。ティトゥアンからフェズに行くバスの掲示はティトゥアン←→フェズとあってわかりにくいです。ティトゥアン行きのバスは違う時間ですが、遅れてる可能性もありますので。
結局バスは13時ちょいすぎに出発したので、掲示板が正しいのか、チケットが正しいのかはわかりませんでした。

結構揺れながらバスは進んでいきます。途中、トイレ休憩も兼ねてバスは停車しますが、ここで食べたラム焼きは絶品でした。お腹が空いていたというのもあるかもしれませんが、この記事を上げている12月29日時点では、これを越えるおいしい食べ物にはまだ巡り会えていません。


ラム焼きを食べたとこで周りを見ていたら、働いてる人々はいるんだけど、やっぱりなんだかのんびりしてて、時間の流れ方とか捉え方が違うんだなと思いました。僕の場合、人生の中でできるだけたくさんのことをしようという発想ですが、ここの人々はちょっと違うのかも。あれもこれもっていうより(悪い意味ではなく)目の前のことをやる、っていう的な?

フェズ到着。まずは翌日のラバト行きの切符購入します。自販機もあるけど、これだと当日の分しか買えないみたいです。日付を指定できず、一番早い列車に乗るという感じです。


なので、横にあるみどりの窓口的なとこへ。窓口の人も親切です。念のため、紙に書いた方が間違いが起こりにくいかも。窓口の入り口横に時刻表があって、日本の時刻表と見方は(たぶん)同じ。色の付いたやつがおそらく一等車両があるやつで、急行とか特急とかの位置づけ。白は各駅もしくは鈍行でしょうか。一等車両のある速いやつは2時間に1本で、各時10分にフェズ駅発です。


バスターミナルの建物を出ると目の前に赤いタクシーがたくさん止まっています。バスターミナルから駅までタクシーで10DH。多分倍の値段です。メーターが回ってて、目的地に着いたとき、見てみたら5DHくらいだったので。駅からBab Boujloud(Blue gate)まで20DHと言われました。どっかのブログに、駅やCTMのターミナルからだと交渉とあったので、駅の前の道のはす向かいにあったスプラトゥーラ?の乗り場に行ったら20DHと言われ、まけてくれませんでした。でもよくよく思い返してみたら、民営バスの乗り場からならメーターとあったから、ここじゃなかったんだと思います。

フェズの宿、いわゆるリアドで、かなりいい感じです。日本人的に70ドルというのはリーズナブルだけど、モロッコ基準だと高い部類なんでしょう。なぜかロフト。風呂もバスタブ付き。装飾品がそれっぽく、無駄に嬉しくなります。




リアドというのは真ん中の吹き抜けを共有部分として、そこに向かい合う感じで部屋のドアがついているので、人によってはプライバシーが保たれるのか、気になってしまうかもしれません。もちろん鍵のかかる扉がついているし、窓にも扉にも厚いカーテンが掛かっているので心配しなくても大丈夫です。




フェズの街の客引きは、タンジェやシェフシャウエンに比べたら確かにうざいです。あと物価もちょっと高めですね。でも思ったほどでうざくはなかったかも。

宿のおじさんに教えてもらったレストラン、観光客向けなのだろうけど味は確かです。値段も良心的な部類と言えます。サラダ・タジン・デザートで70DH。突き出しに出てきた豆のディップが思いの外おいしかったです。



そしてモロッコは意外なことにパンがうまいのです。このペーストとパンの組み合わせだけでもいいくらい。レモン風味、というかレモンの皮が入ったタジンもまたおいしい。でもここは少し塩味が薄めかも。人参が山盛り入っててどうしようか(=残そうか)迷ったけど、小さく切ってほかのものと一緒にがんばって食べました。あ、因みにこの日はクリスマスイブでしたので、クリスマスディナー的なものはモロッコ料理でした。


フェズという街は確かに観光地で、観光客からの収入で生活が成り立ってるのは否めないのだろうけど、それを由としない人たちもいるわけで、観光客からしたらその区別が付かないから、日常生活にずかずかと入ってきて写真をパシャパシャ撮っていくのはいかがなものなのだろうかと思ってみたり。

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